【制作事例】新商品の案内メールを、入力するだけで作れるアプリ(津軽醸造)
今回は、僕が副代表を務める津軽醸造合同会社での事例です。新商品が出るたびに手作業で書いていた案内メールを、「フォームに入力するだけで、デザインされたHTMLメールが完成する」小さなアプリにしました。
困っていたこと
津軽醸造では、新しいビールが出るたびにお取引先やお客さまへ案内メールを送ります。ただ、毎回ゼロから文章を組み立てるのは大変で、書く人によって体裁もバラバラ。写真・スペック・受注案内・注意書き……盛り込む項目が多く、抜け漏れも起きがちでした。
さらに、実際に起きていたトラブルがもうひとつ。写真をメールに直接添付していたせいで、携帯キャリアのメールアドレス宛が「サイズ超過」エラーで届かないことがあったのです。送ったつもりが届いていない——商売では一番こわいパターンです。
つくったもの
フォームに入力するだけで、デザインされたHTML形式の案内メールが完成するアプリを作りました。左側の入力欄に商品名・写真・紹介文・受注開始日などを入れると、右側にメールの完成形がリアルタイムで表示されます。あとは「コピー」ボタンを押して、Gmailに貼り付けて送るだけ。
- —送り先(お取引先向け/個人のお客さま向け)を選ぶと、案内文の定型部分が自動で切り替わる
- —空欄にした項目は自動で非表示(レイアウトが崩れない)
- —入力内容は自動保存され、途中でやめても続きから作れる
- —写真は添付ではなくURL参照にして、メールを軽く——キャリアメールにも届くように
- —会社のブランドカラー・書体に合わせたデザインで、誰が作っても同じ品質に
ポイント:大げさなシステムじゃない
このアプリの正体は、たった1つのHTMLファイルです。サーバーも、インストールも、月額料金も要りません。ファイルをダブルクリックすればブラウザで開いて、すぐ使えます。
「メール配信ツールを月額契約する」前に、できることは意外とあります。今ある道具(ブラウザとGmail)の延長線で、いちばん面倒な部分だけを仕組みにする。つがるデジタル舎が得意とするやり方です。
何が変わったか
- —案内メールの作成が「ゼロから書く」→「フォームを埋める」に。作成時間が大幅に短縮
- —誰が作っても同じ品質・同じ体裁のメールになる
- —写真の添付が原因だった「届かない」問題が解消
- —送り先ごとの文面の切り替え(書き分け)ミスが起きにくくなった
Author

塩越 遼太(しおこし りょうた)
つがるデジタル舎 運営者/津軽醸造合同会社 副代表。青森県つがる市を拠点に、 小さな事業者の「めんどくさい」をAIとデジタルでいっしょに片付けています。
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